ヤマモト食品 ねぶた漬

青森のソウルフード「ねぶた漬」を製造するヤマモト食品

本記事は、ハチイチ商店で販売している商品の生産者様にインタビューを行い、その会社の歴史や、商品へのこだわり、ものづくりへの思いをご紹介しています。

今回は、ヤマモト食品さんにお話を伺いました。

 

「ヤマモト食品」の歴史

ヤマモト食品本社

ヤマモト食品さんの製造、販売されている商品は、青森のソウルフードと呼ばれるくらい青森県民に親しまれています。

青森県民以外の方でも、「ねぶた漬」を手土産などでいただいたり、全国の物産展などで見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ヤマモト食品さんは、青森市に拠点を置く水産加工会社です。創業は昭和10年で、初代山本岩次郎氏が山本商店として設立しました。

現在は青森市内に工場が2か所、冷凍倉庫が1か所、そして直営店が1か所あります。

数の子などの水産加工品の製造販売をメインに、現在は日本国内だけでなくアメリカやタイへ輸出もされています。

主力商品には、「ねぶた漬」、「味よし」、「あかもく」、「数の子」などがあり、全国の百貨店などで行われるフェアでも取り扱われることがあります。

「味よし」は、岩下の新生姜や、七味で有名な八幡屋礒五郎とのコラボをしているため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

 

ヤマモト食品の「ねぶた漬」ご飯によく合う「あおもりの味」

ねぶた漬 

「ねぶた漬」とはそもそもどのようなものなのでしょうか。ヤマモト食品さんにお伺いしました。

「ねぶた漬」は大根やきゅうりなどの山の幸と、数の子やするめなどの海の幸を、ねばる昆布と共に風味良く漬け込んだ醤油漬です。

青森では昔からきゅうりなどの野菜を、ねばる昆布と共に和える文化がありました。

しかし、時とともに食卓で作られる機会も減っていく中、そこに目を付けて粒子状の数の子、刻んだ大根ときゅうり、するめをねばる昆布と共に醤油漬にして「味よし」という商品名で売り出したのがはじまりだそう。

その後、「青森市にも名物となるような特産品を」という当時の社長の思いから、粒子状の数の子を固まりの数の子に変え、「ねぶた漬」という名前で今から半世紀以上前に売り出し、現在に至ります。

ねぶた漬

最初見たときに、北海道の松前漬に似ていると思い聞いてみると、そのように言われることが多々あるそう。

ただ、実際に食してみると、まず感じるのが松前漬と違って甘さよりも、醤油のコクとキレ。口いっぱいに広がるスッキリとした味わいに驚かされます。

ねぶた漬」はよくご飯のお供としてメディア等で紹介されることが多いと伺いましたが、この醤油が全面に出るスッキリとした味わい、かみしめる度に広がるきゅうりや大根、するめ、そして数の子の食感のハーモニー。

たしかに松前漬よりご飯に合うなと、ご飯とともに噛みしめながら思いました。

 

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ちょい足しで広がる「ねぶた漬」の面白い食べ方

そのまま食べてもお酒の肴に、ご飯にかけてももちろん美味しい「ねぶた漬」ですが、他にどんな食べ方があるのかお聞きしました。

SNSなどでお客様がどのような食べ方をされているのか調べてみると色々な「ちょい足し」をして楽しまれています。

納豆を混ぜたり、卵黄をのせてみたり、かまぼこを刻んでいれたりなど、さまざまなちょい足しをして食べられているとのこと。

また、豆腐の上にトッピングしたり、きゅうりを刻んで増量し小鉢にしたりと色々とアレンジもされているようです。

 

ヤマモト食品の商品作りへの思い

最後にヤマモト食品さんに商品作りへの思いをお伺いしました。

皆様のおかげで発売から半世紀以上、「ねぶた漬」という商品を世の中にお届けすることが出来ています。

お客様はもちろん、関係各所の皆様には改めて感謝申し上げる次第です。

最近はご当地のおにぎりの具材としてご採用頂いたり、辛子マヨネーズと和えてパンの具材としてご採用いただきました。

日本の味として海外への輸出も始まっており、その世界観は我々の想像を超える勢いで広がっています。

この「あおもりの味」が皆様の食生活に彩りを添えられるよう、これからも皆様に選ばれる価値ある商品作りに邁進したいと思っています。

また、食品を取り扱う業界は「安心・安全」が一番大切です。

これからもお客様に安心して商品をお楽しみいただけますよう、細心の注意を払い「あおもりの味」をお届けできるよう努めてまいります。

今回はヤマモト食品さんにお話をお伺いしました。

ヤマモト食品さん、ありがとうございました。

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