レストラン HACHI

父から受け継いだ日本の洋食を仙台から届ける「レストランHACHI」

本記事は、ハチイチ商店で販売している商品の生産者様にインタビューを行い、その会社の歴史や、商品へのこだわり、ものづくりへの思いをご紹介しています。

今回は、レストランHACHIを経営されている、株式会社オールスパイスの代表取締役角田秀晴社長にお話を伺いました。

 

仙台で43年続く「レストランHACHI」の歴史

レストランHACHI

レストランHACHIは角田さんの父・昭八さんと母・信子さんの2人で、1979年に始めた洋食レストランです。

当時高校一年生だった秀晴さんは、メニューを書くなど創業当初から簡単な手伝いをすることもあったそうです。大学の半ばに入ると、本格的にレストランを手伝うようになります。

レストランHACHIでは、創業時からハンバーグやナポリタン・オムライスなど広く日本の洋食メニューを提供してきました。

ただ、ファミリーレストランがどんどん広まってきていたこともあり、どうすれば生き残れるかを考えた末、有限会社オールスパイスを設立し、ハンバーグに特化する方向へ舵を切ります。

この決断が功を奏し、その後、店舗も拡大していきコンビニチェーンとのコラボ商品を発売するなど、事業の幅を広げていきます。

2011年東日本大震災の影響で窮地に立たされたものの、従業員が店を離れることはありませんでした。

苦しい中でも従業員が一丸となって店のために尽力してくれる姿を目の当たりにしたこともあり、「私たちは幸せを創るもう一つの家族」を経営理念に掲げて再スタートを切ります。

2013年には日本一のナポリタンを決める「ナポリタンスタジアム」でグランプリを獲得。創業者であるお父様が生み出した味は多くの人に愛されるものとなっています。

 

父から受け継がれるポリシーと伝統の味

レストランHACHI

レストランHACHIでは、創業者である父・昭八さんの教えを今でもとても大切にしています。

お店の信条になっているのは、お父さんの口癖「あたりまえのことをまじめにコツコツ」

お父さんは美味しいものを作ることに対して努力する以前に、お米をおいしく管理することや気持ちよく調理ができるよう、こまめにキッチンの掃除をする人だったそうです。

レストランHACHIがなぜ長く続いているのか考えた時に、父が毎日コツコツやってきたことが積み重なって今があることを実感し父の行いの素晴らしさを改めて感じたそうです。

そして、新しく会社に入社する方にもこの思いを大切にしてほしいと「あたりまえのことをまじめにコツコツ」を信条に掲げお父さんのポリシーを受け継いで経営を行っているのです。

そして、お父さんから受け継いだ大切なものが、もう一つあります。それが、伝統の味です。

レストランHACHIでは今もなお、創業者である父・昭八さんの考案したレシピを大切に守り続け商品を提供しています。

ハチイチ商店でも取り扱わせていただいているレストランHACHIの人気メニュー「ハンバーグ」と「ナポリタン」について、特徴やこだわりをお聞きしました。

 

ソース無しでも十分美味しい黄金比率のハンバーグ

レストランHACHIハンバーグ

ハンバーグのおいしさの秘訣は、父・昭八さんが研究を重ねて生み出した黄金比率の配合にあります。

にんにくの含有量やスパイスどれをとっても一般的なハンバーグのレシピとは異なり、独特のレシピになっているそうです。

たっぷりの卵を使用しているのも特徴の一つで、例えば4人家族のハンバーグを作る場合は卵を1個使用するのが一般的ですが、レストランハチの場合は約4倍の卵を使用しているそうです。

卵をたっぷり使用することによりコクが変わり、焼き上がりもふっくらするそうです。ソースが無くても十分おいしく仕上がります。

ハンバーグは焼成してあり、温めるだけで手軽に召し上がれるのも魅力です。

レンジで温めてもいいのですが、湯せんの方が美味しく仕上がるそうです。

 

こだわりの詰まった日本一のナポリタン

レストランHACHIナポリタン

日本一のナポリタンを決めるナポリタンスタジアムで見事グランプリに輝いたナポリタンは、ソース・麵・焼き方全てにこだわりがつまっています。

特徴の一つが専用のソースを使用していることです。ソースのポイントはケチャップを主体にしていない点にあります。

「ケチャップに頼らない爽やかな酸味のソース」と評価されたソースの美味しさもあり、3日間通して開催されたナポリタンスタジアムでは2日目にして既にリピーターが現れていたそうです。

麵は今はあまり使われることが無い2.2mmの麵を使っています。実は2.2mmの麵は湯で時間がかかるため、経営効率は悪いそうです。

ただ、細麺よりもソースがしっかり染みてもちもちの触感が楽しめるため2.2mm、の麵をこだわって使用しています。

そして、炒めるときは必ず1人前ずつ炒めるのがポイントです。

わずかなタイミングのズレにより、ソースが焦げたり麵に染みなかったりするそうで、手間をかけても1人前ずつ炒め美味しく仕上げています。

通販で販売しているナポリタンは、麵とソースを和えて食べる形になりますが、ソースに炒め油を加えることにより、炒めた感覚をしっかり味わえるようになっています。

 

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お客様へ思いと、レストランHACHIのこれから

レストランHACHI

最後に、お客様への思いやこれからのことについて角田さんにお聞きしました。

私たちが今会社のテーマに掲げて頑張っているのは、仙台のソウルフードになることなんです。

仙台名物って何って言われたら牛タンや笹かまぼこ・ずんだ餅などいろいろありますが、名物がソウルフードのように地元の人たちが日常的に親しんでいるかというと地元民は決して年に10回も食べないと思うんです。

家族三世代で楽しめるのが、日本の洋食屋の強みなんじゃないかなと思うんですよ。牛タン屋とか寿司屋とかおいしいラーメン屋とか、三世代みんなが喜ぶかっていうと必ず意見が分かれますよね。

三世代で愛してもらうレストランになる。それがソウルフードになることだと思います。

そして、私たちの役割としては、仙台という町に人を呼び込みたいなというのがありますね。

だからまず通販で食べていただいて、ぜひいつかは仙台に足を運んで食べてほしいなと思いますね。

今回はレストランHACHIの角田さんにお話を伺いました。

ありがとうございました。


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