本記事は、ハチイチ商店で販売している商品の生産者様にインタビューを行い、その会社の歴史や、商品へのこだわり、ものづくりへの思いをご紹介しています。
今回は、陣中渉外部門 部門長の福山 竜義さんにお話を伺いました。
和食料理のプロがはじめた牛タン専門店「陣中」の歴史
陣中は、代表取締役の福山良爾さんが創業された牛タン専門店です。
福山良爾さんは元々は和食の料理人で、自分の店を持てるほどの腕前の持ち主です。
当初は居酒屋を営んでいて、仙台と言えば牛タンだと牛タン料理を提供し始めたところ、その美味しさがみるみるうちに評判を呼んでいきお土産品としても販売をするようになりました。
陣中ではお土産品の牛タンをお刺身のようにお肉をしっかり並べてパックに入れて売っており、細かいところにも和食の料理人ならではのこだわりが溢れています。
料理の世界で最も厳しいとも言われる、和食の世界で経験を積んできた社長の自家製のレシピを基に、一部商品を除いて、全て商品は自社の工場で手作りで作られており、一つ一つ非常にこだわって商品作りが行われています。
オリジナル製法で牛タン本来の旨味を引き出す
社長が和食料理の出身という事もあり、「素材本来のものを使う」という和食のこだわりを大切にして陣中では商品作りが行われています。
牛タン本来の旨味を活かすために陣中が取り入れているのが、塩麹熟成製法と低温加熱製法という2つのオリジナル製法です。
162時間の二段階熟成でじっくり時間をかけて作られた牛タンは、旨味がしっかりと引き出されとても柔らかく仕上がっています。
油の調合からこだわった「牛タン仙台ラー油」
食べるラー油シリーズが流行り始めた頃、「うちにもラー油があったらいいのに」。社長の前で営業マンが発した何気ない一言がきっかけとなり生まれたのが、「牛タン仙台ラー油」です。
発売すると瞬く間に人気となり、累計販売本数300万本を突破する大人気商品となりました。
「牛タン仙台ラー油」のラー油は、油から作つこだわり
ラー油と言えば既製品のラー油を仕入れて作られるのが一般的ですが、陣中ではごま油から仕入れてベースのラー油を作っていきます。
ごま油ベースの食油に唐辛子やニンニク等をなじませた調味油を合わせて作られたラー油と、じっくり甘辛く煮込んだ牛タンを合わせて作られた「牛タン仙台ラー油」は絶品です。
白米やバゲットに乗せても良いですし鍋物等の調味料としても活用できるなど、どんな食材にも合わせやすく「牛タン仙台ラー油」一つで多様な楽しみ方ができます。
また、牛タンとラー油はあえて分離させているので、牛タンとラー油それぞれを楽しむこともできます。
福山さんのおすすめは牛タンを使い、残った油でチャーハンを作ったり、卵かけご飯にかけて味変することだそうです。
お客様への思いと、陣中のこれから
最後に、お客様への思いやこれからのことについて福山さんにお聞きしました。
陣中では「喜んでいただくコト・必要とされるコト・笑顔でいるコト・感謝するコト」の4つのコトと書いて「仕事(4ゴト)」と呼んでいます。
お客様に対して必要とされて喜んでいただき感謝されるためにはどうすればいいのかということが、陣中の合言葉になっています。
陣中があって本当に助かったと思ってもらうためにはどうすればいいのか考えて、我々の思いがお客様に伝わり最終的に必要とされて陣中があってよかったなって感謝してもらえる。
そんな会社になれるように頑張っています。
今回は陣中の福山さんにお話を伺いました。
ありがとうございました。